この記事では実際に就労移行支援事業所を利用し、就職をした方の体験談を紹介しています。
今回は、クローズ就労(障害や病気を企業に開示せずに就労する)で就労された方の体験談です。
「就労移行支援でクローズ就労って本当にできるのかな?」
「障害者手帳を持っていないけど就労移行を使って就職したい」
と考えている方は参考にしてみてください。

こんにちは。kentakunです。
私は20代後半の時に就労移行支援「Cocorport」を利用し、就職をすることができました。
仕事の恐怖と愛猫の死でうつ状態に…


うつ病と自立神経失調症と診断されました
当時は自覚がありませんでしたが、今思えば小さい頃から物事が長続きしませんでした。
集中力はなくあちこちに目がいってしまい、習い事や勉強を続けることができなかったです。
20代に入って就職してからそれは顕著に表れるようになりました。
仕事が続かず、人間関係に対して恐怖を覚え始めたのです。
2020年に入ってから、コロナウイルス流行によるストレスや愛猫の死などが重なり、段々とうつっぽくなっていきました。
と働けない状態になったため、自身で心療内科を受診。
うつ病と自立神経失調症と診断を受けました。
わたしの就労移行支援体験談〜kentakunさんの場合〜

うつ病についてインターネットで調べていた時に、精神疾患を抱えた方が社会復帰をする場所があると就労移行支援の存在を知りました。
Cocorportの見学に行った時に
と感じ、通所を開始しました。
2020年8月〜2021年5月までの10ヶ月間通いました。
わたしは自分の性格や病気に対して否定的な考え方をしていましたが、
それを「ありのままに受け入れるよ」と言ってくれた支援員さんに心が救われました。
最初は対人関係に恐怖を覚え、集団の中に入って一緒に作業することができずに個別訓練に徹していました。
段階を踏んで少しずつグループワークに参加するように。
他の利用者さんとも気軽に会話ができるようになり、回復を感じました。
と、自分が変わっていくのを感じられて嬉しかったです。
コールセンターに勤務|周囲と話せる機会を増やしたい

現在は「スマホに関する受電対応」の仕事をしています。
悩んだときは上司に相談に乗ってもらったり、体調が優れない時はシフトを調整してもらったりしながら働いています。

今の目標は「周囲と話せる機会を増やすこと」
いずれ自分が後輩が入社したときに、しっかりと教えられるようになりたいです。
まとめ|自分と向き合う時間・ありのままの自分を受け入れる時間を


まずは「就労移行支援に通おう!」と思えた自分を褒めてあげてください。それが第一歩だと思います。
わたしはうつ病という病気と今も向き合いながら仕事をしていますが、簡単に治る病気ではないと実感しています。
それを理解してもらえる就労移行支援という場所があるのはとても大きいです。
色々な病気を抱えて苦しい思いをされている方がたくさんいらっしゃると思いますが、一歩踏み出せたというのはすごいことです。
就職までの間、段階を踏んでゆっくり自分と向き合う時間・ありのままの自分を受け入れる時間をたくさん作ってあげてください。
障害者職業総合センターの調査によると、支援制度の利用がなかった場合に比べてあった場合の方が3ヶ月・1年後の職場定着率がともに高くなっています。

長く安定してはたらくためには就労移行支援の利用がおすすめです。
おすすめの就労移行支援を以下の記事で徹底比較しました。筆者が実際に体験利用した上で就労移行支援ランキングにまとめましたので、迷った際は参考にしてみてください。