この記事では実際に就労移行支援を利用し、就職をした方の体験談を紹介しています。
今回は、クローズ就労(障害や病気を企業に開示せずに就労する)で就労された方の体験談です。
「就労移行支援でクローズ就労って本当にできるのかな?」
「障害者手帳を持っていないけど就労移行を使って就職したい」
と考えている方は参考にしてみてください。

こんにちは。やまもっさんです。
私は30代後半で就労移行支援を利用し、就職することができました。
6回の転職の末、発達障害と判明


発達障害(ADHD、ASD)で精神障害者手帳3級を持っています
学生時代は特に困ったことはなく、普通に過ごせていました。
困ったことが起こったのは就職してからです。
マルチタスクやコミュニケーションが苦手で「普通の人ができる仕事ができない」のです。
そのため「ここは自分に合っていない職場なのではないか?」と思い、すぐに転職をするということを繰り返していました。
6社の転職をし、「職場の環境が悪いのではなくて、自分が人と違っていておかしいのではないか?」と思い始めました。
インターネットで色々と調べた結果、発達障害の可能性があると思い精神科を受診し、発達障害と診断されました。
次こそ長期就労をしたい!その思いで就労移行へ


3ヶ月でクローズ就労できました
色々調べているうちに、発達障害の方でも比較的に仕事が長続きするのが就労移行支援からの就職だと知り、通所を決心しました。
初めて行った面談でスタッフさんと気が合いそうだったので、1ヶ所目の就労移行支援に通い始めました。
就労移行支援で訓練をした結果、忍耐力がつきました。
仕事においては上手くいかないことも多く、我慢することも必要なのだと学びました。
特に同じ作業をひたすら繰り返すことは自分にとっては苦痛を感じることが多かったです。
乗り越えなければならないと分かってはいましたが何度も心が折れそうになりました。
そんな時に支援員の方から励ましの言葉をもらえたことでなんとか続けることができました。
支援員がいなかったらきっとすぐに辞めていたと思います。
機械部品工場へクローズ就職!

加工機械を操作して部品を作る仕事をしています。
クローズ就労なので特に配慮などは貰わずに働いています。
就労移行支援で忍耐力や集中力がつき、コミュニケーションも学んだので、今のところ無理なく働けています。
今はこの仕事を続けて、正社員になることを目標に頑張っているところです。
まとめ|気軽に面談を受けて大丈夫


気になったら気軽に面談を受けてみれば良いと思います
クローズ就労もできるので、障害者枠か一般枠かで迷っている方も気軽に説明だけでも聞いてみてください。
面談を受けてみてから、その先のことを考えれば大丈夫です。
障害者職業総合センターの調査によると、支援制度の利用がなかった場合に比べてあった場合の方が3ヶ月・1年後の職場定着率がともに高くなっています。

長く安定してはたらくためには就労移行支援の利用がおすすめです。
おすすめの就労移行支援を以下の記事で徹底比較しました。筆者が実際に体験利用した上で就労移行支援ランキングにまとめましたので、迷った際は参考にしてみてください。