就労移行支援って今までで馴染みがないし、どうやって決めれば良いか悩みますよね。
私自身、就労移行支援を決める時、インターネット上に悪い口コミをみて不安になったりもしました。
そこで、本記事では精神障害者手帳2級持ちで就労移行支援を利用中の筆者が、実際にCocorport(ココルポート)に足を運び体験利用をした感想を書いています。
当事者だからこその目線でしっかりとレビューしました。
結論からいうと、Cocorport は個別支援で自分のペースで社会復帰をしたい方におすすめの就労移行支援です。
結論|Cocorport(ココルポート)は自分のペースで障害と向き合っていきたい方にぴったり
Cocorport(ココルポート)は自分のペースで障害と向き合っていきたい方にぴったりの就労移行支援です。
向き不向きについてまとめましたので自分に合っているか確認をしてみてください。
- 個別支援を受けたい方
- 交通費やお弁当などのサポートを受けたい方
- 自分の職業適正を見極めたい方
- 30代後半〜40代の方
- グループワークを中心に訓練をしたい方
- プログラミングなどのITスキルなどを徹底的に習得したい方
Cocorport(ココルポート)が選ばれる理由

ココルポートが選ばれる理由は3つの強みがあるからです。
週1回の面談で不安なく通える
Cocorportは毎週金曜日の午後は「週間目標のふりかえりと目標設定」の時間です。
1対1で体調や訓練内容についてフィードバックや相談を行えるので、モチベーションを保ったまま通えます。
1ヶ月〜3ヶ月の目標振り返りは他の事業所にもありますが、週1で振り返りの時間が設けられている事業所はココルポート以外聞いたことがありません。

徹底的な個別支援にこだわっているココルポートならではですね。
交通費、昼食支援ありで金銭的な不安を軽減できる
ココルポートの他社との徹底的な違いはこれかもしれません。
就労移行は半年〜2年ほど通うことになるので、金銭的な不安もありますよね。
ココルポートなら交通費や昼食代を節約でき、「お金のために就職を急いでミスマッチが起きてしまった」という失敗を減らすことができます。
交通費応援制度
・対象となる方:交通機関で通所し自治体から交通費の助成がない方
・助成上限額:月1万円まで
ランチ提供

バランスの良いお弁当を毎日提供。
25種類以上のメニューがあり、飽きずに楽しめます。
ドリンクサーバー
地味にお金がかかるのが飲み物代ですよね。
ココルポートはドリンクサーバーも完備されていて、お茶やコーヒーを好きな時に飲むことができますよ。
豊富なeラーニングで自分に合ったスキルを身につけられる
ココルポートは自己学習用にeラーニング(動画講座)も提供しています。
講座は50種類以上あり、タイピング練習やMOS試験対策、プログラミングやAdobe講座まで多岐にわたっています。
「自分に合った職業がまだ分からない」という方はいろんな講座を受けてみて適正を見極めることができますよ。
体験談|Cocorport(ココルポート)に見学に行ってきた感想

個別支援を受けやすそうな環境だった
講座を受けるスペース、軽作業を行うスペース、PC作業や資格勉強を行うスペースと3ヶ所に分かれてそれぞれの訓練に取り組んでしました。
PC作業・資格勉強用の場所は少し離れていてとても静かで集中しやすい空間でした。
教室のような大きな空間の事業所が多い中、静かに作業できるスペースがあるのはとてもありがたい配慮だと思いました。

他の人と向かい合って作業するとどうしても気になってしまうので、壁に向かって机が置いてあるスペースがあるのはありがたい!
黙々と課題に取り組む雰囲気
私が見学した事業所では個人が自分の課題に黙々と取り組むような雰囲気でした。
グループワーク以外では、無理な馴れ合いはなく過ごしやすかったです。

空気感や距離感も会社くらいで社会復帰の練習にちょうど良いです。
支援員さんの温かい言葉に救われた
「私たちは最初から自立は求めません。自分のペースで少しずつできることを増やしていきましょう。」
「ネガティブをポジティブに変換してみませんか。例えば…」
と支援員さんの温かい言葉にとても救われました。

ネガティブな気持ちは否定せずに、「でもこんな考え方もできるかもね!」と思考を転換させてくれるのがよかったです。
Cocorport(ココルポート)のネット上での良い口コミ

著者独自でアンケートサイトで体験談を募集しました。
ココルポートを利用し就職した方の体験談を記事にしていますので、合わせてご覧ください。
全力でサポートしてくださいます
就労移行支援所は世の中、星の数ほどありますが、一般事務での就労を目指しているのであれば、一般的な就労移行支援所よりアドバンテージが高い印象です。 ビジネスマナーも学べたり、社会人としての人間力を高める講座もしています。社会経験の無い人向けで、社会人の経験がある人には退屈かもしれません。 他の方のレビューにある様に昼食(メニューは豪華だが、少ない)・交通費(上限1万)支給。 非公開求人や当該就労移行支援所の修了生を採用する企業がある様です。でも求人はハローワークの情報とあまり変わらない気が。 障害者雇用のノウハウがあるので、就活の相談に乗ってくれます。添削で鋭いツッコミをする職員や、大人な考えの職員がいるので、自分磨きには最適かと。 就職出来るか否かは自分次第でしょう。全力でサポートして下さいます。←回し者みたい? 川崎市も後援の体制ですよ。
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初日に関わらず趣味の合う方とコミュニケーションが取れた
ココルポート横浜行ってきました。見学、体験実習ともに親身になってくれて緊張もほぐれて安堵感がありました!最大手のリタリコさんに負けず劣らず頑張ってるように思えます。まだ考えてますが検討する価値は十分にあると思います。いろんな飲み物が飲めるドリンクサーバーがついているのは凄いと思います!スタッフだけでなくメンバーさんも楽しく通い続けているみたいです。いろんなメンバーさんが参加していて体験初日に関わらず趣味の合う方ともコミュニケーション取れたことは大きなことであり、自分自身にも刺激になり良かったと言えます。
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雰囲気が良い
雰囲気はいい。福祉施設特有の暗さが少ない。 昼食補助と交通費補助があるので、助かります。 女性の利用者が多いのも特徴です。
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50歳過ぎて再就職が決まった
一年間通所しました。大変有意義な一年間でした。これからの人生の指針になりました。感謝の一言に尽きます。50歳を過ぎての再就職、不安でしたが、内定をいただき、一安心です。
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Cocorport(ココルポート)のネット上での悪い口コミ

Googleの口コミでとあるスタッフに対する悪い口コミが数件見受けられました。
良い事業所なのにたった1人の行いのせいで悪い評判になってしまうのは残念ですね…
とはいえ、そのようなスタッフがいたことは事実だと思います。
自分の通う事業所のスタッフとの相性は合いそうかどうかは体験利用の際にしっかりと確認するようにしましょう。
その他の悪い口コミを以下で紹介します。
お弁当は種類が多いが量が少ない
昼食メニューは豪華だが、少ない
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一部通いにくい場所がある
駅と駅の間で通いにくき所です。正式契約者は交通費(上限1万円)、昼食、飲み放題が用意されていることは良いです。他社と比べ実績が少ないので、これからの事業所といえるでしょう。
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人混みが苦手な人には絶対向かない、いくまで人混みだからね
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Cocorport(ココルポート)のプログラム内容

Cocorport(ココルポート)はバランスの取れた多彩なプログラムが特徴です。
Cocorport(ココルポート)のプログラムは参加自由です。
「慣れないうちはグループワークには入らずに個別活動だけやる」「事務を目指しているから軽作業プログラムは受けずに資格の勉強をする」など、支援員と相談して自分に合わせたカリキュラムを受けることができます。

プログラムは強制参加の事業所もあるので自由なのは嬉しい!
Cocorport(ココルポート)の就労実績

就職人数・定着率
就職者数
2021年10月時点累計の就職者数は2099名。
2019年5月に1000名を突破したので、約2年で1000名の就職者を輩出しています。
厚生労働省の調べによると「1年間の就職数が0人の事業所」が3割強も存在しています。
Cocorportがいかに就職に強いかが分かりますね。

コロナ禍でもしっかりと就職者を輩出しているのは心強いです。
定着率
定着率も89.7%と全国平均と比べて高く申し分ありません。
参考:厚生労働省
今でこそ高い定着率を誇るCocorportですが、以前から高かったわけではありません。
2015年度の定着率は74.8%とそこまで高くありませんでした。
5年で14.9%も定着率を上げることができたのは、スタッフの方の努力と改善があったからこその結果でしょう。
障害種別
就職が困難とされている統合失調症をお持ちの方でも事務や運送業で働いている人もいます。
年代比
40代、50代の年齢層が他の就労移行支援よりも多いです。
若い年代に混ざるのに抵抗がある方はココルポートがおすすめです。
主な就職先
事務系がもっとも多いですが、作業系やサービス系などさまざまな職種に就職されています。
就職先企業(一部抜粋)
Cocorport公式HP
赤ちゃん本舗 / イオンファンタジー / イーオン / ADKホールディングス / FWD富士生命保険 / NTTファイナンス / オハラ / カクヤス / クレディセゾン / クリーク・アンド・リバー社 / コナカ / 国立がん研究センター東病院 / サマンサタバサジャパンリミテッド / サイバーコミュニケーションズ / GU / ジェイコムハート / 住宅情報館 / シップス / 新日東電化 / シン・コーポレーション / 住友林業ホームエンジニアリング / SOMPOチャレンジド / ソニー生命ビジネスパートナーズ /タマホーム社 / テクバン / 東芝エネルギーシステムズ / トランスコスモス / 東京国税局 / 日通ハートフル / ニチイ学館 / 日産自動車 / 日本旅行サービス / 日本生命保険 / 日本コムシス / パーソルチャレンジ / PwCあらた有限責任監査法人 / 日立ゆうあんどあい / 日立ビルシステム / ホンダベルノ市川 / ボッシュ / 三菱ふそうトラック・バス / 三井不動産レジデンシャルリース / みずほビジネス・チャレンジド / メイテックビジネスサービス / 学校法人明治大学 / メガネスーパー / ヤマトグローバルロジスティックスジャパン / RIZAPグループ / 楽天ソシオビジネス / ロコンド
Cocorport(ココルポート)の概要

運営会社 | 株式会社ココルポート(英語表記 Cocorport Inc.) |
事業所 | 東京 / 神奈川 / 千葉 / 埼玉 / 大阪 / 愛知 / 福岡 |
事業所数 | 59ヶ所 |
対象 | 精神・発達・知的・身体・指定難病 |
就職実績 | 累計就職者 2099名 |
定着率 | 89.7% |
公式HP | https://www.cocorport.co.jp/ |
Cocorport(ココルポート)にについてのよくある質問
利用料金は前年度の収入によって変わります。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村税非課税世帯(※1) | 0円 |
一般1 | 市町村税課税世帯(※2) | 9300円 |
一般2 | 上記以外 | 37200円 |
(※1)収入が概ね300万円以下
(※2)収入が概ね600万円以下
就労移行支援は生涯で最大2年間利用することができます。(事情によっては3年間に延長できることもあります。)
厚生労働省のデータによると就労移行支援の利用平均期間は15.9ヶ月となっています。
ココルポートの就職までの通所期間
クローズ就労も可能です。
- オープン就労:障害特性や配慮事項を企業に開示して就労する(障害者枠)
- セミオープン就労:障害特性や配慮事項を企業に開示して就労する(一般枠)
- クローズ就労:障害特性や配慮事項を企業に開示せずに就労する(一般枠)
まずは無料面談からはじめてみよう!
以上を踏まえて、Cocorport(ココルポート)に向いている人・向いていない人をわたし目線でまとめました。
- 個別支援を受けたい方
- 交通費やお弁当などのサポートを受けたい方
- 自分の職業適正を見極めたい方
- 30代後半〜40代の方
- グループワークを中心に訓練をしたい方
- プログラミングなどのITスキルなどを徹底的に習得したい方
就労移行支援は支援員との相性が一番大切です。
複数の事業所の見学・体験に行ってみることをおすすめします。
Cocorport(ココルポート)も含めたおすすめの就労移行支援を以下の記事で徹底比較しました。筆者が実際に体験利用した上でランキングにまとめましたので、迷った際は参考にしてみてください。
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