就労移行支援ってネットで検索すると「ひどい」「悪質」などと出てきて心配になりますよね。
わたしも就労移行支援事業所の通所を始めるとき、「HPでは良いことばかり書いてあるけど実際はどうなんだろう」と不安でした。
この記事では精神障害者手帳2級持ちで就労移行支援を利用中の筆者が、実際にatGPジョブトレに足を運び体験利用をした感想を書いています。
当事者だからこその目線でしっかりとレビューしました。
結論からいうとatGPジョブトレは自己理解や障害理解をしっかりとやりたい方におすすめの事業所です。
結論|atGPジョブトレは自分に合った対処スキルが身に付く
結論からいうと、atGPジョブトレは自己理解や障害理解をしっかりしたい方にぴったりの事業所です。
向き不向きについてまとめましたので自分に合っているか確認をしてみてください。
- 自分の障害に合った対処スキルを身につけたい方
- 事務職を目指している方
- 大手障害者エージェントのサポートを受けたい方
- コミュニケーションを絶対に取りたくない方
- 在宅訓練をしたい方
atGPジョブトレのプログラム内容

atGPジョブトレは症状別に5つのコースに分かれいて、自分の症状に合ったプログラムを受けることができます。

わたしはうつ病とADHDなので、うつ症状と発達障害の両方のコースを併用できました!(横浜と梅田事業所のみ)
障害に特化したプログラムなので、自分に合った内容で障害への理解を深めることができます。
症状理解
症状悪化の要因や、自身の傾向をつかんで事前に対処できるようにする
ストレスマネジメント
自身に合ったストレスの対処方法をいくつも用意できるようにする
認知行動療法
自分を苦しめる考えからバランスの良い考え方に変え、気分の落ち込みを防ぐ
アンガーマネジメント
怒りのメカニズムを知り、適切に怒りをコントロールできるようにする
障害特性と配慮
障害特性を理解し、自分に適した環境や配慮を求められるようにする
タスク管理・時間管理
頑張る・気を付けるという対策だけでなく、仕組み作りや必要なサポートを周囲に伝えられるようにする
感覚過敏・鈍麻対策
自分の感覚と人との違いに気づき、改善策を発見する
適職発見
特性として仕事の合う合わないの差が大きいので、それが分かるようにする
症状理解
統合失調症の症状を正しく理解し、自分の症状説明と必要な拝領事項を自ら依頼できるようにする
服薬管理
統合失調症の治療では再発予防のための服薬が大切なため、服薬している薬を深く理解し、他者に説明できるようにする
自分ヒストリー
過去を振り返ることで自分の強みに気付いたり、自分の生き方について考える
症状理解
「聞こえ」の程度を把握し、自分の障害の状況を相手がわかるように伝えられるようにする
ビジネスコミュニケーション
口語、読話、筆記、手話、指文字などを数多く体験し、シーンに応じて最適な手段を選べるようにする
症状理解
初めて病名を知った人にも、症状と配慮を分かりやすく伝えられるようにする
服薬管理
自分が服用している薬について深く理解し、他者に説明できるようにする
ストレスマネジメント
仕事と健康管理の無理のない両立ができるように、自分に合ったストレスの対処方法を用意する
atGPジョブトレの就労実績

就職率・就職人数・定着率
就職者数
1事業所あたりの平均年間就職人数は24名です。
厚生労働省によると1年間の就職数が0人の事業所が3割強も存在しています。

atGPジョブトレがどれだけ破格の就職者を輩出しているかがわかりますね。
定着率
定着率も91.4%と全国平均と比べてもかなり高く申し分ありません。
参考:厚生労働省
中には就職率を上げるために、本人が希望しない就職をさせる悪徳な事業所もあります。

atGPジョブトレではほとんどの人が納得した就職をし、しっかりと続けられていることが分かりますね。
年代比
40代の割合が他の事業所に比べて多いです。
年齢がネックで就労移行支援の利用に躊躇がある方はatGPジョブトレなら安心して利用できそうです。

わたしが見学に行った際も20代から50代のさまざまな方がいらっしゃいましたよ。
主な就職先
1000名以上の大企業への就職率は3割以上です。
atGPジョブトレが選ばれる理由

同じ障害をもつ仲間ができる
atGPジョブトレは障害別のコース制です。
同じ悩みを持った仲間と出会え、解決策や対処法などの情報交換ができます。(これをピアサポートといいます。)
ピアサポートとは?
障害や病気(癌やアルコール依存など)で同じ問題を抱える人が集まって、それぞれの状況での自分の体験や行動、考え方などを発表し、お互いに語り合うことで支え合うこと。ピアサポートがメンタルヘルスの改善と症状の減少をもたらすという研究結果もあります。(『精神障害をもつ人のリカバリーにおけるピアサポート』東京女子医科大学看護学会)
セルフマネジメント講座では、「少人数のグループ内で自分の過去の経験を話す」という機会があります。
否定の言葉は禁止ですし、話したくないことは話さなくてOKです。
最初は難しいかもしれませんが、
と、メリットがたくさんあります。
同じ障害を持った仲間と横のつながりができ、就職後も家庭と職場以外の「自分の居場所」ができます。
事務職の就職率が94.5%
atGPジョブトレでは事務職での就職率が94.5%です。
PCスキルやビジネススキルだけでなく、職場での人間関係構築のスキルを高めるための講座も用意されています。
仕事の頼み方や断り方・雑談などに苦手意識の高い方におすすめです。
また、希望すればRPAの講座を受けることができます。
RPA(Robotic Process Automation)とは?
PC上で行われる業務プロセスを自動化する、今注目のスキル。プログラミングの知識がなくても習得可能。

PC上級者の方も一歩上の技術を習得することができますね!
障害者転職No.1のエージェントのサポートが受けられる
atGPジョブトレを運営しているゼネラルパートナーズは障害者のための転職エージェントと転職サイトがり15年以上のサポート実績があります。
ハイクラスや新卒向けの転職サイト、障害者アスリート用の転職サイト、スカウトを受けられるサービスなども展開しているので自分のニーズにあった転職活動をすることができますよ。
atGPジョブトレは2000社以上の取引企業があるので希望通りの企業インターンができますよ。
atGPの取引先企業を一部紹介します。


みんなが知っているような大企業がたくさん!
体験談|atGPジョブトレに見学に行ってきた感想


うつ症状コースと発達障害コースを体験しました
利用者同士のコミュニケーションが活発
まず驚いたのは利用者同士の仲の良さです。
体験利用で緊張していましたが、優しく話しかけてくれる方ばかりですぐに安心できました。
グループワークでも、あまり話せていない人にもさりげなく話を振ってくれてとてもいい雰囲気でした。

責めたり貶したりする人はいません。みなさんちょうど良い距離感でお話ししてくださいました。
利用者とスタッフが良い意味で対等
休憩時間は雑談に花が咲いていたのですが、時にはスタッフも参加します。
トレーニング中も「〇〇さん(スタッフさん)ならどう考えますか?」と障害のない方の意見や考え方も聞くことができました。
就労移行支援だと先生(スタッフ)と生徒(利用者)のような関係性になりがちですが、atGPジョブトレでは良い意味で対等な関係を築けている感じました。
利用者同士の学び合いもあった
利用者同士での学び合いもありました。
言葉にできない困りごとがあったとき、「つまりこういうことですか?」と言語化し、共感してくれました。
同じ障害をもつ仲間だからこそ、分かり合えることもあります。
また、「この人はこういう傾向が強いな」と感じた時は「自分もそうなっているかも。気をつけよう」と自分を客観的にみる機会になりました。

障害特化型の就労移行支援ならではの強みですね。
体調不良時の休憩室も完備
わたしが体験利用をしていたときに、急な発作が起こってしまった方がいました。
スタッフはすぐに
と迅速な対応をしてくれていました。

利用者も「大丈夫ですか?」と駆け寄り、当事者同士で助け合っているのだと実感しました。
体調が不安定で心配な方もいると思います。
大丈夫です。
atGPジョブトレではありのままの自分で安心して過ごすことができますよ。
atGPジョブトレのネット上での良い口コミ

社員、利用者の質高く、就労に繋がる可能性が高い
都内、いえ日本全国で、うつ、双極性対象の障害者就労移行支援事業所の中ではトップレベルの事業者である事は間違いありません。
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社員、利用者の質高く、就労に繋がる可能性は高いです。
プログラムも工夫洗練され運用も素晴らしいです。
事務経験もなく社会復帰も年齢的に諦めてましたが就職できた
6年以上うつ病で引きこもりでした、ここに通いはじめて生活習慣改善はもちろんマイナス思考をプラス思考に変えられました。
ストレスマネジメントやビジネスマナーの他、PC研修など実践的な研修もしっかりしています。現に私はPCに関しては初心者でしたし、事務経験もなく社会復帰も年齢的に諦めてましたが就職できました。
今は感謝でいっぱいです、合う合わないはあると思いますが見学と体験してみてはいかがでしょうか?
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相談出来る職員やメンバーに恵まれた
相談出来る職員やメンバーに恵まれました。
焦って就職をする為だけにスキルを取るので有れば私は別の場所にしてたと思います。
ですが、うつ病などの精神ストレスに対して長く働く為のストレスマネジメントやグループワーク。PCスキルの再勉強等、長く働く為の基礎を作る為に学ぶのであれば私はここをお薦め致します。
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atGPジョブトレネット上での悪い口コミ

atGPジョブトレの悪い口コミはほとんどありませんでした。
PC研修に物足りなさを感じた
元々PCスキルが高い領域を持っていた為、物足りなさを感じた事は有りましたが、基礎を再勉強する事で更に高いレベルに上がって行ったのを感じました。
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不思議なところだった
不思議なとこだった
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atGPジョブトレの概要

運営会社 | 株式会社ゼネラルパートナーズ |
事業所 | 秋葉原 / 大手町 /お茶の水/ 横浜 / 梅田 |
事業所数 | 6 |
対象 | うつ症状・発達・統合失調症・聴覚障害・難病 |
就職実績 | 1事業所あたりの年間の平均就職者数 24名 |
定着率 | 91.4% |
公式HP | https://www.atgp.jp/training/ |
atGPジョブトレのよくある質問

利用料金は前年度の収入に応じて変動します。(9割以上の方が無料で利用できています。)
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村税非課税世帯(※1) | 0円 |
一般1 | 市町村税課税世帯(※2) | 9300円 |
一般2 | 上記以外 | 37200円 |
(※1)収入が概ね300万円以下
(※2)収入が概ね600万円以下
その他の条件で減額になることもあるので、行政の障害者福祉課に確認してみてくださいね。
必ずしも必要ではありません。
以下に当てはまる方は利用の対象となるので行政の障害福祉課に相談してみてください。
・18〜65歳未満で就職を考えている
・障害者手帳を持っている
・心療内科で精神疾患の診断を受けた
・対人関係が原因で仕事が続かない
・社会復帰したい
・不眠症の方
・ひきこもりの方
クローズ就労も可能です。オープン就労とクローズ就労の違いは以下をご確認ください。
・オープン就労:障害特性や配慮事項を企業に開示して就労する
・クローズ就労:障害特性や配慮事項を企業に開示して就労する
atGPジョブトレは在宅訓練には対応していません。
ピアトークやコミュニケーションを中心としたプログラムが多いため、対面での会話を重視しているのだと思います。実際に会ったことがない人に対して自己開示をするのはハードルが高いですよね。
まずは無料面談からはじめてみよう!

以上を踏まえて、atGPジョブトレに向いている人・向いていない人をわたし目線でまとめました。
- 自分の障害に合った対処スキルを身につけたい方
- 事務職を目指している方
- 大手障害者エージェントのサポートを受けたい方
- コミュニケーションを絶対に取りたくない方
- 在宅訓練をしたい方
就労移行支援は支援員との相性が一番大切です。
複数の事業所の見学・体験に行ってみることをおすすめします。
atGPジョブトレも含めたおすすめの就労移行支援を以下の記事で徹底比較しました。筆者が実際に体験利用した上でランキングにまとめましたので、迷った際は参考にしてみてください。
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